北海道には「どさんこワイド」という超メジャーなローカル番組があります。
その番組の中で「奥様ここでもう一品」というコーナーがあり、そこで星澤幸子さんという方がいろいろなお料理を披露してくれます。
このコーナーは2002年に、同じ人物が出演して最も長く続いている料理番組として、ギネス世界記録の認定を受けているんです。
利用者さんがそのコーナーを見ていて、これ食べたいから作ってほしいと言われ、作ってみたら大好評だったのが、この「きのこウインナーご飯」でした。
材料
・米2合(水2合分)
・まいたけ・しめじ各1パック
・ウインナーソーセージ4本
・パセリのみじん切り少々
調味料
・しょうゆ………大さじ2杯
・酒…………………大さじ1杯
・塩…………………小さじ1/4杯
材料と調味料を全部いれ(混ぜません)、炊飯器のスイッチをポンっ❗️
パセリはなかったので、パセリは入れませんでした。
しめじもなく、代わりにまいたけが2パックあったので、まいたけを2パック入れました。
ウインナーも4本ではなく、ちょっと多めに入れちゃいました。
これだけなのですが、ウインナーの旨味とまいたけの旨味で、とってもおいしいです。
1、きのこがガンを撲滅する?!
きのこを常食することで、ガンにかかりにくい体を作ることができ、また、ガンにかかっても、その進行を遅らせる効果が期待できるそうです。
群馬大学の倉茂教授は、ネズミに発ガン剤を飲ませながら、きのこを混ぜた餌を与えて飼育しました。そして、半年後に解剖してガンの有無を調べました。その結果の発ガン率は、
餌に
きのこを混ぜなかったネズミ→100%
シイタケを与えたもの → 52%
マイタケを与えたもの → 46%
ヒラタケを与えたもの → 65%
でした。きのこを餌に混ぜることにより、かなり発ガン率を低く抑えられることがわかります。そして、その中でもまいたけが特に発ガン率を抑えていることが判明しました。
そのうえ、きのこを与えていてもガンにかかったネズミのガンは、きのこを与えなかったネズミのガンに比べ、はるかに小さかったそうです。
日本やアメリカなどの先進国では、きのこの中でもまいたけがガンに与える効果を、科学的に評価しようという動きがあります。
なぜ、ガンにかかりにくくなるのか?それは、まいたけに含まれているβ‐グルカンに秘密があるようです。
2、β‐グルカンってどんなもの?
まいたけだけではなく、きのこ全般に含まれるベータグルカンは、体内に入ると血液中に溶け込み、白血球のT細胞、B細胞の働きを活性化して、ウイルスや細菌に対する抵抗力を高め、免疫の関連物質であるインターフェロンの生成を促します。
また、ガン細胞を攻撃するナチュラルキラー細胞やマクロファージなどの免疫細胞を活性化させる働きがあり、腫瘍抑制効果も認められています。
β‐グルカンの中でもMDフラクションという物質はまいたけだけに含まれるものです。
他のキノコ類に含まれるレンチナンというβグルカンと比較して2倍以上の抗腫瘍効果が確認されています。
このようにMD-フラクションはとくに効果が高く、抗ガン剤の治療の際にもまいたけを併用するとより効果を発揮させ、抗ガン剤の副作用をも減らす事が出来るそうです。
また、まいたけにはエルゴステロールという物質も含まれていますが、エルゴステロールにもガンの腫瘍の成長を抑制する働きがあるそうです。
きのこ、特にまいたけには、このような素晴らしい効能があるんですよ~。
これからもたくさん、きのこ類食べていきたいですね☺️