日本は海外にどれくらいお金を使っているの?
岸田さんが総理大臣になった2021年10月から、日本政府は海外の国々にたくさんのお金を出すようになりました。
その金額は、1年間で数千億円から兆の位にもなります。
- 2022年のODA(海外への援助):約2,000億円
- 2023年に外国にあげたお金:約2,353億円 (フィリピンだけでも:年間1700億円以上)
- 2024年のASEAN諸国への投資:4兆2,487億円
- アフリカへの支援:3年間で4兆円
これらの金額がどれくらい大きいかは、後で比較しますが、実は、日本でも多くの子どもたちが困った状況にあることを知っていますか?
日本で1日3食きちんと食べられない子どもは7人に1人
日本では1日に3食食べられない子どもが約200〜235万人います。
これは日本の子どもの約13〜16%にあたります。
クラスに30人いたら、そのうち4人くらいは毎日しっかり食べられていないということです。
特に大変なのは
・夏休みなどの長期休暇(学校給食がない時期)
・お母さんやお父さんが一人で子育てをしている家庭
・ 収入が少ない家庭
こうした家庭では「朝ごはんを抜いて、昼は学校の給食だけ」「3食は食べさせてあげられない」という声が多く聞かれます。
最近の物価上昇で、この状況はさらに悪くなっています。
子ども食堂って何?どれくらいお金がかかるの?
困っている子どもたちを助けるために、「子ども食堂」という場所が全国に作られています。
子ども食堂の現状
・ 全国に10,867箇所(2025年時点)
・年間の運営費:国全体で約73億円(2023年時点)
でも、この子ども食堂は、善意ある大人たちの頑張りで成り立っているというのが現状です。
子ども食堂の運営費に占める政府などからの補助金や助成金などの公的資金の割合は約13.4%です。
残りの運営費は、主に寄付やボランティア、自己資金などで賄われています。
国や自治体からの補助金は運営費の一部だけで、ほぼ地域の大人たちが、自分の時間を使って食材を買い、料理を作り、子どもたちに食事を提供しているというのが現状なのです。
もし、この子ども食堂の運営を全部税金で賄うとしたら、年間で約73億円が必要になります。
数字を比べてみよう
ここで、海外援助と子ども食堂の運営費を比べてみましょう。
- 海外援助(2023年):約2,353億円
- 子ども食堂の運営費(全国):約73億円
なんと、海外援助の約3%のお金があれば、日本全国の子ども食堂の運営を全部税金で賄うことができるのです。
別の見方をすると、フィリピンだけに出している年間1700億円の約4.5%で、国内の困っている子どもたちの食事を大幅に改善できることがわかります。
日本人ファーストは外国人差別なの?
もちろん、外国を助けることも大切だと思います。
世界の平和や友好関係を保つためには、国際協力が必要です。
でも今現在、日本では200万人を超える子どもが毎日きちんと食べられない状況にあります。
それなのに、海外には何千億円、何兆円ものお金を出している。これってどうなのでしょう?
今の子ども食堂は、優しい大人たちのボランティアに頼っています。
でも本当は、子どもたちがきちんと食べられるようにするのは、国の責任のはずです。
まとめ
数字で見ると、日本の政策の優先順位について疑問が浮かびます。
海外を助けることも大切ですが、まずは自分の国の子どもたちを助けることが先ではないでしょうか。
たった73億円で、全国の子どもたちの食事の問題を大きく改善できるのです。
日本人ファーストは外国人差別だと言っている政党もありますが、本当にそうなのでしょうか?
日本人が納めた税金を、まず日本人のために使うことは当然のことなのではないでしょうか?
どっ子は日本人です。
納めた税金は、まずは先に日本人のために使ってほしいと思うのですが、皆さんはどう思われますか?
外国人を助けるなと言ってる訳ではありません。
しかし、これを見ると、海外にお金を出しすぎなのではないでしょうか?
こども食堂の運営費を全額国で出し、そして、こども食堂に頼らなくても生きていける環境を作ること、そのことにお金を使うことの方が優先度が高いのではないですか?
参院選は、日本人ファーストかどうかが大きな争点の1つになります。
あなたの納めた税金は、どのように使われてほしいのか?
優先順位は?
各政党はどんな考え?
熟考されて1票を投じていただきたいと思います😊
www.youtube.com
それにしても、子ども家庭庁に7兆円の予算がついているのだから、子ども食堂の運営費くらいそこから出せないものなのかー?😑